ペットタウンTOP > みんなのコラム > ちよだ猫まつり2016 【トークショー 前編】
2016年03月03日 11:10
今回楽しみにしていたトークイベント!
一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム会長、赤坂動物病院医療ディレクター
石田卓夫先生によるトークショー「猫の健康と医療」(前編)
と
一般社団法人ちよだニャンとなる会副代表、香取章子さんによる
「千代田区との共同の取り組み~5年連続殺処分ゼロの背景」(後編)
に参加してきましたのでご紹介します!
司会者の質問に対して石田先生が回答するというスタイルでのトークでした。要点だけまとめました。
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●譲渡会で紹介されている猫に関して
譲渡会で紹介されている大人猫はすでに飼われていた猫の場合は問題ないが
そうでない場合、ボランティアの人達が人間に対しての接し方を教えているので
心配する必要はそんなにない。
●初めて猫を飼う人に関して
猫はアメリカ人に似て、主張がはっきりしている。
自分を持った動物であることを認識して付き合う事。
●外を見て出たそうに見える
その猫がどういった育ちをしてきたか。
外猫だった場合はテリトリーの見回りを一日一回はしないと気が済まない。
引っ越しをすることが一番良い。
マンションで飼う場合、2階から落ちても死亡してしまう可能性は十分にある。
ベランダに出して、鳥などを捕まえようとして飛びついて落下する場合がある。
猫は着地出来ると思って飛びついているので、飼い主の十分な配慮が必要。
●食事に関して
猫は糖質を必要としておらず、高たんぱく質が必要。
ゆりを室内に飾るときは花粉に注意する。花粉は猛毒で食べてしまうと腎不全を起こし死亡に至る。
ミョウガやねぎといった香りのあるものは基本的にNG。
●抱っこに関して
抱っこにこだわる人が多いが、抱っこの好き嫌いは猫次第。
特に若い時には外に興味が向いているので、じっとすることがなかなか難しい。
気長に待つしかない。また、抱き方に問題があるケースもある。
●病院に関して
生まれてから6ヵ月が非常に重要で、社会性はこの6ヵ月の間でしか養うことが出来ない。
車に乗せて病院に行くなど、とにかく回数通う事がおすすめ。
ワクチンはとても重要で、パルボウィルスに1歳までにかかると死亡してしまう。
メスの避妊手術は1歳になる前に済ませておくと乳腺癌になる可能性は0%。
●予防医療に関して
3年に1度のワクチンでOK
歳の取り方は人間と異なり早いので、年に2回は総合健診してほしい。
水を飲む量やトイレする量、年を取ってるのにたくさん食べるなど
以前と比べて変化を感じたら病気の可能性が高い。
恐らく現在猫の平均寿命は14歳くらいになっていると思われる。
外猫と内猫では歳の取り方が異なり、ストレスや病気のかかり方も違う。安眠が長寿につながる。
暇であることもストレスになるので、遊ぶことも大切。友達を迎える事もよい。
多頭飼いはキャパを越えた時、ストレスと感染症の危険が高まるので、しっかり管理することが必要。
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45分間、濃い内容の話を聞くことが出来ました。
初めて聞くことも多く、とても参考になりました。
母がよくゆりを飾るので、さっそく報告です!
後半へ…
都内近郊を中心に活動するフリーライター。
実家で飼ってる猫をきっかけに、ペットに関するイベントや勉強会に参加して、小話として紹介している。
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